今回は、塗装が必要なご自宅からのサインについて、『金属部分のサビ・腐食』について詳しくお話しをしていきます。
外壁の金属部分にサビが発生!? 金属部分が腐食してる!?
ここではサビ・腐食が起こる原因と解決策をお伝えします!
外壁や屋根には、たくさんの金属が存在しています。通常、塗膜で保護されていますが、時間が経って雨風に長期間さらされることで塗膜が劣化すると、大気中の水分や雨水が塗膜の内側、つまり直接鉄部に触れるところに浸水するようになります。
このように雨水などの水分が鉄部に触れて腐食した状態が、外壁や屋根に発生するサビや腐食の正体なのです。
鉄部にできたサビや腐食は、見栄えが悪いだけでなく、発生した部分の強度は繰り返される度に落ちていきます。サビや腐食が建築資材の内部にまで浸食すると、家の防水性や断熱性が低下して、最悪の場合、壁の倒壊に至る恐れも・・・
そうならない為にも、サビを除去することやサビの発生を防止する対策が重要となってきます。
住宅に金属が使われているところは・・・
外壁に使われる金属には、外壁材本体に使われているものと、外壁まわりのエクステリア部材に使われているものがあります!
●金属系の外壁材や屋根材
金属系サイディング材やトタンなどは、金属でできた外装材であり鉄部に該当します。雨水にほるサビを防ぐさために表面を塗装で保護しなくてはいけません。 |
●エクステリアの設備
上記のように、エクステリアには、様々な鉄製部材が存在し、これらのエクステリア部材が錆びてしまうと、家の外観は一気に古ぼけた見た目になってしまいます。 |
●屋根の鉄部
屋根は、建物の中でも雨水の影響を直に受ける箇所です。 ◇金属系の屋根材 銅で作られた銅板の屋根材や瓦棒、金属でできた金属瓦など、屋根材には非常にたくさんの金属製部材が存在します。金属系の屋根材にとってサビは耐久性の天敵です。 ◇屋根周辺に使われている金属製部材 屋根材本体だけでなく、屋根材の周辺にもサビが生じる金属製の部材が家のあちこちで使われています。
単独の鉄部で生じたサビが、隣接する鉄部に広がっていくケースは非常に多く、耐久性の高いガルバリウム鋼板やステンレス屋根で起きるサビのほとんどは、他の鉄部からのもらいサビによるものです。 屋根に使われている鉄部をしっかり把握し、さびの広がりを防ぐためにも、専門家の点検を行うことをおすすめします。 |
外壁のサビを放置すると、どうなる?
外壁のサビを発見した場合、このまま放置しても大丈夫かな?と気になる方は少なくないでしょう。
外壁のサビを放置すると・・・
●サビの発生原因を食い止めない限り、サビは進行し続けます。はじめは部分的でも、時間の経過とともに外壁に広がってきます。
●サビは、進行すると洗い流すだけでは落ちなくなります。ある程度、進行してしまったサビはケレン(研磨)で落とすしかないです。ケレン後は、塗装による補修が必要になってきます。
●金属製の外壁の場合、サビが進行すると外壁に穴があくこともあります。外壁に穴があくと、住まいの内部に雨水の侵入を許してしまうことになります。
●金属製の外壁に穴があいた場合、住まいの躯体にダメージが及び、住まいの寿命が大きく縮んでしまうこともあります。
サビの発生が部分的で、見た目も特に気にならないのであれば、しばらく放置しておいても特に問題はありません。ただし、外壁全面にサビが広がっている、サビが進行して外壁に穴があいている、など、サビが大きく進行している場合には、早々にプロに相談して対処することをおススメします。ご自身で判断が難しい場合は、外壁のプロに相談して状態を診てもらうのがおススメです。
サビが発生したときの補修方法は・・・
発生してすぐのサビは、ホースで水圧をかけて洗うだけで落ちる場合があり、サビ取り用の洗剤やブラシなどを併用するとさらに効果的です。
但し、サビが内部に達している場合は、これらの方法でサビを落とすことができません。
一般的によく見られるサビは『赤サビ』で、発生する原因のほとんどは水分と金属が接触することです。赤サビは美観を損ねるだけでなく、耐久性の低下や耐震性の低下を招きます。サビが内部に達している場合は、高圧洗浄やケレンでサビを完全に除去して、錆び止めと上塗りで保護する必要があります。これらの作業をDIYで行うのは難しいので、プロの塗装業社へ依頼する必要があります。
プロの業者にお願いした場合は・・・
①ケレンという方法でサビを落とします。ケレンとは、サンドペーパーやワイヤーブラシなどの道具を用いて、サビの発生箇所を研磨して、サビを除去する補修方法のことです。ケレンは、作業自体が難しく、サビの進行具合によってケレンの方法を変えるなど専門的な知識も必要です。また、ワイヤーブラシなどの動力工具を用いてのケレンは危険もを伴うため、プロにお願いをしましょう。
②ケレンをした後は、塗装による外壁補修をします。ケレンをするとサビの発生箇所を研磨することになるため、ケレンをした外壁箇所はむき出しの状態(塗装等で保護されていない状態)になります。この状態のまま放置すると、サビの発生や、むき出しの箇所から住まい内部に雨水が浸入し、住まいの躯体を腐食させ、住まいの寿命が縮んでしまうといったことにもなりかねません。そのため、ケレン後は塗装をして、むき出しの外壁を塗装で保護する必要があります。
サビが大きく進行して外壁に穴があいてしまっている場合は!?
サビが大きく進行して外壁に穴があいてしまっているなど、ケレン+塗装等で補修しきれないほど外壁の傷みが激しい場合は、外壁を張り替えることになります。
そうならない為にも、定期的に建物を観察して、状態が悪くなる前に対応することが大切です。サビが内部に達している場合は、プロの塗装業者へ依頼しましょう。
ノジケンでは、ケレンやサビ止めを徹底してから塗装するので、塗替え後は錆びにくくなります。みなさんの小さなご相談から無料でしっかりと対応していきます。
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